皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も中国についての話題を、皆様とご一緒に考えてまいりたいと思います!
今日は「孔子学院」についてです。
孔子学院とは、中国当局が2004年(平成16年)、中国語教育と国際交流の拠点という名目で、海外に設置した機関です。
2004年以来16年あまりで、世界154か国に548校が設置されているといいます。
世界には196か国あります(2020年現在、日本が承認している195か国に日本を加えた数です)。
そのうちの154か国です! 世界の4分の3の国に設置されているのです!
中国当局の力の入れ方が伺えます!
日本には14校設置されています。
ほとんどが大学に設置されております。
北は札幌大学、東京では早稲田大学、京都では立命館大学、大阪では大阪産業大学、広島の福山大学など、九州・四国を除いて、日本の広範囲に設置されております。
この孔子学院、わたくしは中国の宣伝工作機関だと考えております!
わたくしは孔子学院で学んだことがありませんし、孔子学院で使われているテキストを見たこともありません。
ですので、残念ながら具体的なことは申し上げられないのですが、設置されている国数、一帯一路など中国当局の政策とあわせて考えると、世界に中国当局が展開する施策を宣伝するための機関と考えて宜しいのではないでしょうか?
聞いた情報では、孔子学院に派遣される教員は、派遣前に中国内で3か月間、中国共産党の政策を理解するための教育が行われ、それをクリアしないと海外の孔子学院で教えられないらしいです。
事実ならば、孔子学院は紛れもない宣伝工作機関でしょう。
いま、世界各国で孔子学院への批判が高まっています。
アメリカでは、約100か所の孔子学院のうち、すでに40か所は閉鎖されたといいます。
アメリカ政府は残った40か所についても今後、順次閉鎖していくようです。
2020年7月5日、中国教育省は孔子学院の名称「中外言語交流協力センター」に変えると、北京にある孔子学院本部が発表しました。
名称を変えることで、孔子学院に向けられている批判を和らげようとしているのでしょう。
わたくしが心配するのは、日本国民の多くが孔子学院は中国語を学ぶ学校だと素直に理解して、学んでしまう傾向にあることです。
孔子学院は、日本の国益に反する、外国の宣伝機関であることを、広く認識されることを望んでおります。
今日の記事が、皆様の中国認識にとりまして参考になるところがあれば幸いです!