「YOMO-POEM」 一覧

鯰一句

ツツジ咲く 渡良瀬宿りに 鯰喰う

田中正造翁ヲ憶フ 漢詩一首

2023/10/05   -YOMO-POEM

独リ座シ深ク懐フ 月光清シ 天下何ゾ狂セン 身ヲ捨テテ起ツ 誹毀誹謗 常ニ之ヲ聴ク 吾知ルノミ 当ニ死スベキ處 令和五年十月五日 田中正造翁は小中(こなか)で生まれた。

行田ニテ古代偶人(ハニワ)ヲ看(ミ)る

2023/09/30   -ANCIENT MOUND, YOMO-POEM

令和五年9月30日 頬ニ炎風ヲ受ク 忍城ノ隣 大小ノ古墳 堂堂ト連ナル 古代偶人 墳丘ヲ守ル 吾覚ユ 時空忽チニ逆流スルヲ

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令和五年夏水上行旅發足利

2023/09/26   -YOMO-POEM

早朝出發ス 足利ノ地 初夏ノ光景 既ニ大暑 久闊相逢 父母妹 車中笑語 無絶時

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水上ニ遊ブ

2023/09/25   -YOMO-POEM

谷川ノ南麓 俗塵ヲ離レ 利根ノ水流 滾滾トシテ清ラカ

東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場 詩一首

2023/09/24   -TRAIN, YOMO-POEM

令和五年9月23日撮影 群馬県館林市の東武鉄道佐野線渡瀬駅~田島駅間にある。 廃車車両の解体を行う。 もとは北館林荷扱所(にあつかいしょ)という貨物駅(現在は廃駅)であった。 1972年、カルピス工場 …

夏目漱石漢詩 無題九月二十二日 YOMO超訳

2023/09/14   -LITERATURE, YOMO-POEM

人は言う 暮らしていくのは、なかなか難しいと 貧乏のなかにこそ 道の心が横たわっているのを 知っているか けさ髪が白くなっているのに気付いた その驚きといったら 夢からはっと目覚めたときのようだ 昔の …

李白 望盧山瀑布 YOMO超訳

2023/09/13   -LITERATURE, YOMO-POEM

遥か遠く香炉の峰 その山肌に 雄大な川が垂直に流れている 煌めく朝日が峰を照らし 舞い上がる水しぶきは 紫色にけぶる 滝の高さは三千尺 天上の川から流れ落ちている

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夏目漱石漢詩 無題九月十六日 YOMO超訳

2023/09/12   -LITERATURE, YOMO-POEM

空に浮かぶ白い雲を心に思い描く ぼくの気持ちはようやく落ち着きを取り戻す 虚ろな影を思うとき 君との気持ちが重なる 密やかな水音のそば 花が静かに開き始める 空から落ちてくる絹の雨は 寂しさの窓に降り …

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あらざらむ 和泉式部 YOMO超訳

2023/09/12   -LITERATURE, YOMO-POEM

あらざらむこの世のほかの思ひでに今ひとたびの逢うこともがな和泉式部 まもなく消えてしまう ほんの少し残されたわたしの命 振り返れば楽しいこと辛いこと たくさんの想い出 あなたと過ごした幸せな日々 魂の …

夏目漱石漢詩 無題九月十三日 YOMO超訳

2023/09/11   -LITERATURE, YOMO-POEM

(令和五年(2023)九月十一日) 呉の賢王子 延陵の季子 たとえ相手が亡くなろうとも 交わした約束 違わず果たす わたしは不意に季子の故事が思い浮かんだ わたしが季子のような振る舞いをするのは間違い …

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Path to your Happiness

2023/08/26   -YOMO-POEM

Key to your Happiness 幸せの扉を開ける鍵 鍵穴の形は決まっている 合わない鍵を差し込んで回してみても 開かない そもそもですけど あなたが握っているその鍵 鍵穴に入らないでしょう …

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令和五年夏、いつまでも続く暑さを詠む  

2023/08/22   -YOMO-POEM, YOMO-WAKA

鶯のころぞなつかし容赦ない暑さのつづくお盆過ぎかな YOMO ーーーーー 令和五年8月22日朝7時前 きょうも厳しい暑さになるだろう すでに8月お盆もとうに過ぎているのに 一向に衰えを見せない太陽が …

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