楽譜にある休符
僕はながいあいだ勘違いしていた
休符は「休」という漢字があるので
音を出すことを「休む」のだと思ってた
でもひとりで練習してたり
バンドで演奏してるとき
休んでしまうと
どうも具合がよくない
いろいろ考えて理由が分かった
それは
休符のあいだも
曲は休まない
進み続けている
グルーブし続けている
僕は発見した
休符とは
無音を演奏することなのだ
それが分かると
演奏が曲の最初から最後まで全部つながった
「無音を演奏する」
なんて素敵な言い方だろう
僕はこの言い方が大好きだ
無音に気を使うと
自分が出す音を大事にするようになる
そうすると演奏が一段うまくなった気がする
気のせいかもしれない
でも「気がする」っていうのは大事なのだ