皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も「愛国の和歌」を、皆様とご一緒に鑑賞してまいりましょう!
今日の和歌はこちらでございます。
ますぐなる 大和心に 学びてぞ
神のまことの 道は知るべき
本居大平(もとおり おおひら)
大平(おおひら)は、本居宣長の門人。
宝暦六年(1756年)、伊勢国松坂(現在の三重県松坂市)の町人の家に生まれました。
十三歳で本居宣長の門に入ります。
寛政十一年(1799年)、宣長の養子となりました。
宣長の実子、本居春庭(もとおりはるにわ)も国学者でした。
眼病を患い、眼科専門の医療施設、明眼院(みょうげんいん)で治療を受けましたが、病状は回復せずに失明。
春庭の失明後、大平は本居家の家督を継ぎました。
学問においては、宣長の本流を継承し、門人は1000人を超えたといます。
紀州徳川家に侍講(じこう)として仕え、藩主に学問を講義しました。
天保四年(1833年)に亡くなります。
歌にある「大和心に学びてぞ」は、大和心を持って勉学してこその意。
歌の詠ぶりは素直な印象で、意味がすっと入ってきます。
この歌の心構えで、日本のことを学んでいきたいと思っております。
今日の和歌が、皆様の心に感じるところがありましたら幸いです!