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二(ふた)つなき ことわり知(し)らば 太田道灌(おほただうくわん)

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皆さんこんにちは

蓬田でございます!

今日も皆さんとご一緒に「愛国の歌」を鑑賞して参りたいと思います!

今日は「愛国の歌」19回目です。

二(ふた)つなき ことわり知(し)らば
武士(もののふ)の 道(みち)はうらみなからむ

太田道灌(おほただうくわん)

道灌は室町の武将。

戦国武将中、最も優れた歌人とも言われています。

この歌は歌集「慕景集」に出ています。

歌の意味は

日本にふたつの道はなし

身は陪臣で、直接には足利将軍を戴くといえども

大君に忠を致すことが武士の当然の道

武士たる道に、何の遺憾あろうか

道灌は、江戸城を築城した武将としても有名です。

子供の頃から頭の回転が早く、賢さが知れ渡っていたようです。

彼のエピソードにこんなものがあります。

父親が「驕者不久(驕れる者は久しからず)」と書いて、あまりに英才ぶりを発揮する道灌(幼名は鶴千代)を戒め心配すると、鶴千代はこれに「不」と「又」の二文字を書き加えて「不驕者又不久(驕れざる者もまた久しからず)」としたといいます。

江戸時代に書かれた逸話ですので、本当かどうかは分かりません。

でも、道灌の溢れる才気と、物怖じしない性格が伝わってくるようで好きなエピソードです。

ちなみに、幼い道灌が書いた「不驕者又不久(驕れざる者もまた久しからず)」は、今でも通じると思います。

「驕る」というのは、今風に言えば「自分を信じる」「自分に自信を持つ」ということでしょう。

自分を信じない人、自信がない人は、物事がうまくいくはずないと思います。

今日の一首が、皆様の心に感じるところがあれば幸いです!




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