皆様こんにちは
蓬田でございます!
きょうも「愛国の歌」を鑑賞して参りたいと思います。
きょうは「愛国の歌」第12回目です。
勅(ちよく)をして 祈(いの)るしるしの 神風(かみかぜ)に
よせ来る浪(なみ)ぞ かつ砕(くだ)けける
大納言経任(だいなごんつねたふ)
増鏡第十二「老(おい)のなみ」章に出ています。
弘安四年、元寇のとき、経任は伊勢の勅使として下向しました。
使命を果たして帰洛の道、蒙古船全滅の知らせを受けたのです。
そのとき詠んだ歌でございます。
「勅をして」は、勅使を使わして、の意味。
「しるし」は霊験、効き目という意味。
「よせ来る波」は、蒙古船。
「かつ」は、そばからの意味です。
それぞれの言葉の意味が分かれば、歌の意味は読んで字のごとくです。
わたくしたちの日本は、神に守られているといっていいと思います。
そこが日本の強さであると思うのです。
皆様の心に感じるところがあれば幸いです。
0