こんにちは
蓬田でございます!
今日も「愛国の歌」を、皆様とご一緒に鑑賞してまいりましょう!
今日は「愛国の歌」24回目です。
かくすれば かくなるものと 知りながら
やむにやまれぬ 大和魂
吉田松陰
安政元年、松陰25歳のときの作です。
この年の4月、江戸獄中から郷里の兄杉梅太郎に宛てた書簡中に書かれています。
松陰は、伊豆下田沖に停泊する米艦船に乗り込もうと企てたものの失敗、捕らえられました。
江戸へ檻送される途中、4月15日、高輪泉岳寺の前を通り過ぎたとき、赤穂の四十七士にたむけた歌です。
四十七士は吉良氏を打てば自分たちも死を賜ることは覚悟したはず。
しかしながら、主家の仇を打つことは、武士としてやむにやまれぬことなのだ。
泉岳寺の前を通ったとき、松陰はそう感じ、自分が米艦船に乗り込もうとしたことは国法に触れるのは承知だが、これも国家の前途と思えば、止むに止まれぬことだったと、歌に詠んだのです!
四十七士にたむけたと同時に、自らにも向けて詠んだのでした。
今日の一首が、皆様の心に感じるところがありましたら幸いです!
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