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日(ひ)の本(もと)の 光(ひかり)を見せて

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皆様こんにちは
蓬田でございます!

今日も皆様とご一緒に「愛国の歌」を鑑賞して参りたいと思います。

今日は「愛国の歌」21回目です。

日(ひ)の本(もと)の 光(ひかり)を見せて
はるかなる 唐土(もろこし)までも 春(はる)や立(た)つらむ

細川幽齋(ほそかは いうさい)

幽齋は名を藤孝(ふぢたか)、京都の人です。

はじめ足利義輝に、その後、信長、秀吉、家康に仕えました。
肥後細川家の礎を築いた武将であると同時に、優れた歌人でもありました。

歌集「衆妙集」があります。

慶長十五年亡くなります。享年七十七。

この歌は、文禄元年元旦の作です。

秀吉はこの前年天正十九年秋、征韓を決しました。

今年の春には、秀吉自らが出馬するということが取りざたされています。

幽齋はこれを祝して、この歌を詠みました。

上の句は故国日本に対する誇りが、下の句はその誇りを胸に、広大な大陸に堂々と進軍する気持ちが感じられます。

秀吉の大陸に対する軍事行動を、朝鮮侵略、中国侵略と非難する人がいるかもしれません。

でも、どうなのでしょう?

秀吉は、大陸の人たちや朝鮮の人たちを、奴隷にしたり虐殺したりするために攻めたのではないと思うのです。

可哀想なのは朝鮮です。

秀吉の大陸までの途中にあったので、ついでに攻められてしまいました。

皆様はどう考えられますでしょうか?

今日の一首が、皆様の気持ちに感じるところがありましたら幸いです!




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