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【愛国の歌】山川も よりて奉(つか)ふる 柿本人麻呂

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皆様こんにちは
蓬田でございます。

今日も愛国の和歌を、皆様とご一緒に鑑賞してまいりましょう!

今日の歌はこちらです。

山川も よりて奉(つか)ふる 
神(かむ)ながら だぎつ河内(かふち)に 船出するかも

柿本人麻呂

万葉集巻一雑歌の部にあります。

持統天皇が、吉野宮(よしののみや)に行幸された時の歌です。

意味は、

山の神も川の神も一緒につき従って仕え奉る現神(あきつかみ)として
その神のままに激流の河内へと船出されようとしておられる

持統天皇は、大化元年(645年)にご誕生になり、大宝二年(703年)に崩御。

天武天皇の皇后で、第四十一代天皇。史上3人目の女性天皇です。

持統天皇は、離宮があった吉野にたびたび行幸され、その回数は31回におよんだようです。

柿本人麻呂は、天皇が群臣とともに、吉野の宮に向かって船出された時、山も川も天皇にお供したと詠い、天皇をを称えました。

歌からは、人麻呂の天皇への真心を感じます。

今日の歌が、皆様の心に感じるところがありましたら幸いです




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