皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も中国の話題をお伝えしたいと思います。
今日は、戦後中国の歴代最高指導者についてです。
と言いますのも、歴代の指導者の名前と、だいたいいつ頃の人かを把握しておくと、現代中国の状況を把握するのに役立つので(個人的経験から)、今回、簡単にまとめてみました。
戦後の歴代最高指導者は、たった5人しかいません。
現在の中国(中華人民共和国)は、1949年(昭和24年)10月に成立しました。
初代は毛沢東。統治期間は1949年(昭和24年)10月から1976年(昭和51年)9月まで。
27年間の長きにわたって君臨しました。
毛沢東の後を継いだのは鄧小平です。統治期間は1978年(昭和53年)12月から1989年まで(平成元年)11月までの11年間です。
その次、3代目は江沢民。
1989年(平成元年)11月から2002年(平成14年)11月までの13年間。
その次、4代目が胡錦濤。
2002年(平成14年)11月から2012年(平成24年)11月までの10年間。
そして、その次が現在の最高指導者である習近平。
2012年(平成24年)11月から続いており、現在7年半を経過したところです。
毛沢東と鄧小平との間に、華国ホウが1976年(昭和51年)10月から1978年(昭和53年)12月までの約2年間、最高指導者の地位にありました。
しかし、現在では歴代最高指導者に普通は数えられておりません。
中国の歴代の最高指導者が、日本人にとってわかりにくい原因のひとつが、中国の場合、国家よりも共産党のほうが上位に位置していることがあります。
憲法にそう規定されています。
さらに、軍隊は国家の軍隊ではなくて共産党の軍隊です。
中国では、共産党軍(人民解放軍)のトップ、中国共産党中央軍事委員会の主席が実質的な国のトップです。
鄧小平は共産党のトップでもないし、国家のトップでもなかったです。
でも軍のトップでした。
だから、最高権力者であることができました。
現在の習金平も、中国共産党中央軍事委員会の主席です。
習近平は、就任以来、腐敗撲滅キャンペーンと称して、政敵性的を次々と倒しました。
個人崇拝を強め、第二の毛沢東になろうとしているようです。
まとめ
★戦後の歴代最高指導者は5人
★中国は共産党が国家より上位にある
★軍(人民解放軍のこと)は共産党の軍隊(国家の軍隊ではない)
★共産党軍を牛耳る者が国家の実質的最高指導者
今日の記事が、皆様の中国認識にとって、参考になりましたら幸いです!