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観光立国は不要!?

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皆様こんにちは
蓬田でございます!

今日は「観光(インバウンド)」について、皆様とご一緒に考えてみたいと思います。

わたくしは、観光(インバウンド)は意義のある素晴らしい産業だと思います。

外国の方が日本を訪れ、日本の伝統や文化に触れ、日本人と交流を持つのは大変に良いことだと思います。

しかし、国をあげてインバウンドに力を注ぐ姿勢には反対でございます。

わたくしは若い頃、業界誌の記者をしておりました。(20年以上前のことです)

当時、毎月、有楽町にあるJNTO(国際観光振興会、現在の日本政府観光局)というインバウンド施策を行っている国の機関の定例記者会見に出て、取材しておりました。

その頃、訪日外客は伸び始めておりましたが、まだ400万人に届かない感じで推移していたと思います。

JNTOでは、1000万人を目指す、みたいなことを言っていたように記憶しております。

それが現在では、2018年の訪日外客数は3100万人以上になっております!

コロナがなければ、4000万人、そしてそれ以上の訪日外客数を目標にしていたはずです。

観光は素晴らしい産業だと思いますが、「観光立国」を目指すのは、間違った政策だと考えております。

日本の伝統や文化魅力を外国の人に伝えるのは良いことです。

しかしながら、訪日外客を「誘致する」とにいうアプローチはには違和感を覚えます

日本に魅力を感じて日本を訪れたいという外国人は、世界中にいるはずです。

そういう方々が日本を訪れ、来日したら、日本人ならではのおもてなしをして差し上げる。

そうしたらきっと喜んでくれ、また日本を訪れるでしょう。

こうした自然な循環で、日本と日本人に好意と関心を持ってくれる外国人を増やすのは良いでしょう。

そもそも「観光立国」というのは、国の産業が乏しい小国あるいは発展途上国が採用する政策でしょう。

日本のような大国は、別の政策を推進して、国力をさらに上げ、国民を豊かにしていかないといけと思います。

今回のコロナで、インバウンド産業は打撃を被っております。

コロナが世界的に収束するのは、恐らくまだまだ時間がかかるでしょう。

インバウンド産業は、コロナ以前とは大きく変化するはずです。

今回のコロナ感染拡大は、行き過ぎたインバウンド政策に、目に見えないものからのメッセージが発信されたと理解しております!

スクー

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