皆様こんにちは
蓬田でございます!
きょうも中国の話題を皆様とご一緒に考えてみたいと思います。
きょうは、中国南西部で発生している大洪水についてです。
日本のマスコミは不思議と、中国の大雨と大洪水被害について伝えません。
不思議と書きましたが、不思議ではありません。
マスコミは、中国の官製メディア(中国共産党が実質運営しているメディア)が伝える内容を伝えています。
官製メディアがきちんと伝えていないのでしょうから。
話を中国の大雨と洪水に戻しまして、中国南西部江西省では7月9日から、河川が氾濫し大洪水となっております。
道路や家屋は冠水。死者を含む被災者も多数出た模様です。
大洪水の理由は、河川の上流にあるダムの放水とみられています。
わたくしの推測ですが、恐らく上流にあるダムが放流、河川の水位が一気に上昇し洪水被害になったと思われます。
なぜダムを放流したか?
理由はシンプルで、ダムを壊さないようにという指示が、中国共産党幹部の誰かから出たからなのでしょう。
わたくしの個人的な印象ですが、中国の政策や政治判断は、場当たり的なことが多いように思います。
中国は共産党の独裁政権で、共産党幹部の誰かが思いつきや考えで政策を遂行するからでしょう。
政策で優先されるのは、幹部自身の利害のことが多いようです。
国民のことを第一に考えるという発想は薄い印象です。
さらに、原因をしっかりと究明するという文化も国民性も希薄です。
これは、いいとか悪いとかではなくて、中国の長い歴史で使われてきた文化なのだと思っております。
今回もダムの放流により被害を受けたのは少数民族でした。
共産党幹部にとって少数民族の人命を優先させる発想には、なかなかなかなかならないのだと思います。
中国の状況に接するときは、わたくしたちの常識を一旦全部捨てる覚悟でいないと、見誤ってしまい、対応も間違ってしまうことにつながると思っております。