皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も中国に関する話題をお伝えします。
皆様の中国に対するお考えにとって、参考になりましたら幸いです!
今日はパンダについての話題です。
上野公園にはパンダがいますよね。子供たちから大変な人気です。
コロナ感染が拡大する前、上野公園に美術展を見に行くと、パンダを見るために動物園エントランス前の広場に、長蛇の列ができているのを見たことがあります。
パンダは、一般的に日中友好の象徴と認識されていると思います。
何となくですが、友好の証として、中国から日本にプレゼントされたと思われがちです。
けれど、実際はレンタルされております。
レンタル料金は、上野動物園の場合、期間10年で、年間95万ドルです(およそ1億円)。
中国は世界中にパンダをレンタルしております。
中国政府にとって、パンダレンタルはビジネスになっています。
レンタル料金はパンダ保護に使われる?!
パンダは、世界の絶滅危惧種リストで、絶滅の緊急度が3番目に高いと分類されています。
国際的にも保護の機運が高いことから、レンタル料金はパンダなど野生動物保護の活動資金にあてられることになっております。
上野公園の場合、「レンタル料」という言葉は使っておらず、正確には中国野生動物保護協会に対して活動費を支払っているという名目です。
また、パンダをレンタルする際の基本的な契約書には、レンタル料の70%が、中国内のジャイアントパンダの保全に使われると記載されているといいます。
ところが、パンダの保護区には動物管理官はほとんどおらず、研究施設という看板を掲げた建物はあっても、廃屋同然だといいます。
また、中国が公表するパンダの個体数も、実際に調査した数字ではなく、共産党上層部が決めた政治的な数字だと言われています。
餌の笹がないので返還
ポーランドがにもパンダがレンタルされております。
パンダの餌は笹です。
1日に30キロの笹が必要で、ポーランドの動物園はパンダに食べさせる笹を中国から空輸しておりました。
しかし、今回のコロナウィルスの影響で、空輸が以前のようなできなくなり、パンダの餌がなっくしまったということです。
そこで、ポーランドはパンダを中国に返還することに決めました。
以前、このブログでも、カナダがパンダを中国に返還することをご紹介しました。
日本には、上野動物園以外にもパンダが中国から数多くレンタルされ、飼育されております。
高額なレンタル料を中国に払い続ける必要があるかどうか、よく考えてみましょう。
支払ったレンタル料が、本当に野生動物保護のために使われているのか、可能な限り検証してみましょう。
この機会に、日本でも中国への返還も含めて、レンタルされているパンダのあり方について考えてみたらよろしいと思います。