令和7年8月29日調査
石室がふたつあり、それぞれ東石室、西石室と呼ばれる。





説明板にはこう書いてある。
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岩屋古墳東石室
(平成23年度 第1次調査より)
石室は切石積みの横穴式石室です。奥行は6.5mを測り、西石室より若干広くなっています。
石材は奥に取り付けられた棺台・壁・天井石の一部は成田貝層といわれる貝化石を含む軟質砂岩で作られています。入口近くの天井は筑波山系の片岩が使用されています。この天井石は大正13年発生の関東大震災で一部が内部に崩落したと言われています。
本石室は平成 23年度に石室の前庭部を25年度に天井部分の発掘調査を実施しました。調査の結果、石室内部は山砂が充填されており、中に入れない状態になっていることが確認されました。
石室の構造は入口の両脇に筑波石を「ハ」の字状に立て、短い羨道(せんどう)が設けられています。また前庭部には「閾石」(しきみいし)という、中に入る為にまたぐ石があり、さらにそれを檀状に整形した筑波石の割石が敷設されていました。
これは追葬を行うために石室の構造を改変したためと考えられます。この改変は西石室では見られず、2基の石室のうち、最後まで利用されたのは東石室と思われます。
さらに25年度に行った天井部分の調査では、石室の石を白色粘土が包むように覆う「裏込め」という状態が確認されました。これは雨等の侵入をできるだけ避けるのと同時に石室の補強のために行われたと考えられます。