皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も愛国の歌を、皆様とご一緒に鑑賞してまいりましょう!
今日の歌はこちらです。
敷島の大和(やまと)の国は
言霊(ことたま)の 佐(たす)くる国ぞ 真福(まさき)くありこそ
柿本人麻呂
「万葉集」相聞の部に収められている歌です。
遠くに旅立つ人を送別するときに詠われたようです。
意味は
日本は言葉に霊があり
それが国民を守り助けてくださる国柄であるのです
ご無事にいってらっしゃい
「敷島」は、大和(やまと)にかかる枕詞です。
言葉とは単にコミュニケーションの道具ではありません。
言葉には神力が込められていて、国民を守り助けてくださる。
それが日本という国の国柄です。
「言霊が佐(たす)くる国」とは、そういうことをいいます。
なんと心強いことでありましょう。
この歌では、旅立つ人に向けて「ご無事でいってらっしゃい」と言葉をかけています。
言葉にすると、無事に旅をすることができるのです。
ところで、いまは学校の授業でディベートが行わることもあるようです。
言葉の大切さを学ぶには、良い機会かもしれません。
一方で、相手を打ち負かす言葉の力を付けることは、日本の国柄とは合わないと思います。
言葉には神力があり、言葉は幸をもたらすもの。
日本は、そういう国柄であります。
そのことは、忘れないようにしたいものです。
今日の歌が皆様の心に感じるところがありましたら幸いです!