Yasukuni Shrine Yushukan 靖國神社 遊就館本館

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Yushukan is a museum to inherit sincerity and records of enshrined divinities of Yasukuni Shrine by displaying their historically important wills and relics.(Yasukuni Shrine Website)

「遊就館」とは、中国の古典『荀子』勧学篇「君子は居るに必ず郷を擇び、遊ぶに必ず士に就く」から「遊」と「就」を選び命名された。

宮内大臣 田中光顕伯爵が学者吉雄菊瀕の原案にもとづいて「遊就館」と決定した。

「国のために尊い命を捧げられた英霊のご遺徳に触れ、学んでいただきたいという願いが館名には籠められています」(靖國神社サイト)

写真の本館正面、館名額に掲げられている「遊就館」の文字は、閑院宮載仁親王の御揮毫。

現在の建物は2代目だ。初代は、イタリアの雇教師カペレッティーの設計により、明治14年にイタリア古城式の建物が竣工した。(開館は翌15年2月25日)。

しかし、大正12年の関東大震災で建物は大破し撤去。仮設建物を経て、昭和6年に、近代東洋式(帝冠様式)の現在の建物が竣工。翌昭和7年の4月26日に開館記念式典が行われ、遊就館の復旧が完了した。
(建設準備には、東京帝大・伊東忠太教授が顧問に就任)

その後、大東亜戦争中、昭和20年5月の空襲により本館は被災、別館は焼失し、蔵書や幕末以来の貴重な絵画類を失った。

敗戦により「遊就館令」が廃止され(昭和20年9月)、遊就館の機能は停止した。

建物は、占領軍に社屋を接収された富国生命保険相互株式会社の本社事務所として昭和55年まで使用された。

昭和60年12月、改修工事竣工。翌昭和61年7月、展示内容などを充実し、およそ40年ぶりに再開。平成14年7月、本館を全面改装するとともに、新館を増設し、現在に至っている。

(平成30年8月15日撮影)