外国文学、日本文学、古い作品、近代の小説、いまの小説。
彼の読む文学の幅は広い。
昔の作品も読む。外国文学では、ロシアのツルゲーネフあたりまでだが、日本文学では源氏物語や伊勢物語も読書範囲だ。
そうした平安の文学から、中世、江戸、明治、大正、昭和、令和まで、彼の好きな作品は1000年以上におよぶ。
彼の読書方法は、一風変わっているかもしれない。
まず冒頭を何行か読む。
ページをめくって、適当なところを何行か読む。
結末を読む。
文学作品は、読む前に結末を知ったからといって、読書の楽しみは減らない。
推理小説やエンターテインメント小説ではこうはいかない。
何度でも、どこでも読めるのが、文学作品のいいところだ。