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【春の歌】春の闇 YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
春の闇梅の姿は隠せども漂う香り止めるすべなし 春の夜(よ)の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香(か)やは隠るる 凡河内躬恒
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【春の歌】明かり消し YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
明かり消し窓より眺む月の夜散り敷く花の白くかがやく 白居易の詩。 背燭共憐深夜月踏花同惜少年春 燭(ともしび)を背(そむ)けては共(とも)に憐(あは)れむ深夜の月 花を踏みては同じく惜しむ少年の春
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【春の歌】墓地裏の YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
墓地裏の一本桜満開にうららかな朝われひとりおりYOMO 令和6年4月10日、佐野の天応寺にお参りした。 江戸時代、佐野は235年間彦根藩領であったから、ここには彦根藩主が眠っている。 本堂の裏手は檀家 …
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【春の歌】鉄橋を YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
鉄橋を渡る車両の声遠く土手の両岸満開の花 盛唐詩人、銭起はこう詠んだ。和漢朗詠集にとられている。 長楽鐘音花外尽 長楽の鐘の声は花の外に尽きぬ
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【春の歌】朝日さす YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
朝日さす梨のはたけに一面の白雲湧いて春は盛りに
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【春の歌】梅の花 YOMO
2024/04/12 -YOMO-WAKA
梅の花どこにあるのか見えねども香り漂うここにあるぞと 小野篁はこのような歌を詠んだ。 花の色は雪にまじりてみえずとも香をだににほへ人のしるべく
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【春の歌】白糸の YOMO
2024/04/11 -YOMO-WAKA
白糸の雨降り続く花の上墨子の悲しみさらに増されりYOMO 和漢朗詠集にある漢詩をもとに詠んだ。 或垂花下潜増墨子之悲 或(あるい)は花の下(もと)に垂(た)れて潜(ひそ)かに墨子の悲しみを増す
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【春の歌】春盛り YOMO
2024/04/11 -YOMO-WAKA
春盛り東武鉄道伊勢崎線花崎あたり花咲く川辺YOMO
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【春の歌】春立ちて YOMO
2024/04/09 -YOMO-WAKA
春立ちてたちまちに咲く梅の花露の恵みを願うがごとくYOMO
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【春の歌】池のうえ YOMO
2024/04/09 -YOMO-WAKA
池のうえ風吹き渡りこおりとく窓の白雪いまだ雪ありYOMO
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【春の歌】風吹ひて YOMO
2024/04/09 -YOMO-WAKA
風吹ひてひそかに開く梅の花春の盛りを待つことなしにYOMO
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【春の歌】白雪と YOMO
2024/04/07 -YOMO-WAKA
我が宿の庭の花を見て詠める 白雪と見紛うほどのにらの花汗ばむほどの卯月日曜 YOMO
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【春の歌】我が家問う YOMO
2024/04/05 -YOMO-WAKA
我が家問う人もしあらば庭の梅散りてのちにぞ会うと伝えよYOMO
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【春の歌】空晴れて YOMO
2024/04/05 -YOMO-WAKA
いまごろ上野公園の中央を走る広い道の両脇には桜が満開だろう 空晴れて春のおやまにまじりなむ花の街道いまが盛りにYOMO
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【春の歌】我が宿の YOMO
2024/04/05 -YOMO-WAKA
我が宿の庭は霞むもふるさとの山に降りつつ春の白雪YOMO
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あまいのは YOMO
2024/04/05 -YOMO-WAKA
妻がパンを食べて「甘い」と言ったので 甘いのは愛情一緒に焼き込んでデニッシュ食パン朝の食卓
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【春の歌】わがやどに YOMO
2024/04/05 -YOMO-WAKA
わがやどにとふ人あらば庭の梅散りなむのちにあふと答へよYOMO
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【春の歌】谷間より YOΣO
2024/04/04 -YOMO-WAKA
谷間よりいづる初音を聞かぬまは春が来たとて春に至らずYOΣO たとえ暦は立春になっても、鶯の声を聞かないあいだは、春ではないのである。
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【春の歌】鶯の YOMO
2024/04/04 -YOMO-WAKA
鶯のなかむ春などあるまいぞ春は立ったと人はいえどもYOMO
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【春の歌】春の夜の YOMO
2024/04/04 -YOMO-WAKA
春の夜の闇にまぎれて梅の花色は見えねど香りかくれずYOMO