長夜漸深雪影寒
孤松傲立守霜山
一陽復起天地醒
陰極陽生萬物安
YOMO
令和六年冬至
読み
長夜漸く深くして雪影寒し
孤松傲立し霜山を守る
一陽復た起こりて天地醒む
陰極まり陽生じて万物安し
意味
長い夜がますます深まり、雪の影が寒々と感じられる
霜に覆われた山に、一本の松が気高く立ち続ける
冬至の日、陽の気が再び生じ、天地が目覚める
陰が極まり、陽が生まれ、万物が安らぐ時が来た
鑑賞
冬至は陰が極まり、陽に転ずる日である
陰は夜であり、陽は太陽が出ている間である
そして 半年後、陽が極まり陰に転ずる
こうして万物は生生流転していくのである
万物にはもちろん人間も含まれる
俺も含まれる