善悪原無定
人心作衡桿
所見各不同
YOMO
令和六年師走
読み
世間ニ善悪無シ
善悪原(モトヨ)リ定(サダマ)リ無シ
人心(ジンシン)衡桿(カウカン)ヲ作リ
見ル所各(オノオノ)同ジカラズ
意味
善と悪には本来定まったものはない
人は心のなかに独自の秤(はかり)をつくり
同じものを見ても、違うことを思うものだ
鑑賞
いいこと、悪いことを決めつけるような風潮があります
哲学的なことをいうつもりはないですが、物事にはいいも悪いもないと思っています
すべてのことは白黒で決着つくものではなく、グレーです
あるときはいいことでも、別の状況になれば、同じことも悪いことになります
物事には善悪はありません
でも好き嫌い(個人の好み)はあって、それは尊重されるべきです