古屋崇久
人工知能による顔の識別
2022年六本木アートナイト
六本木・ミッドタウンにて鑑賞
館内を歩いていると、突然、大きな「装置」が現れた。
アート作品であった。
AIが粘土で鑑賞者の顔(頭)を作ってくれる作品のように見えた。
だが、装置の中のに人が入っていて、手を出して作っているようには見える。
近くに作家あるいは共同出展者のような若いビジネスマンのような恰好をした男性がいたので、「人が作っているのですか?」と聞いた。
男は「AIが作っています」と答えた。


会場の作品説明パネルより
2019年の東京ミッドタウンアワードにて同作品を発表し、三年が経ちました。
機械を装う必要性から逃れ、機械でいない日常というものがより一層 SF 感を味わせてきます。
猿の惑星のラストシーンのように悪夢から逃れた先の空虚感が街を歩く私の視線を自動販売機やロボットに漂わせ続けています。
私は《未来》 という言葉に表れる無限の表現を支えるであろう人工知能に敬意を表してもう一度機械になろうと思いました。
古屋崇久(ふるや たかひさ)
「一石を投ずる」という様な大それた事ではないが、小石を投じた事で変化するほどの些細な事象を見ていたいという考えを持って作品を制作しています。
例えば、鯖の味噌煮が美味しいあまりに大口に掻き込んでしまった後の喉に残った小骨の様な。