一人の男が家の裏口から庭に出る。男はゴーヤを栽培している小さな棚のところへ行く。ゴーヤの棚は小さな倉庫の隣にある。
男はゴーヤの葉が茂っている棚を眺めて笑みを浮かべる。棚の下に入りゴーヤの実を見つける。大きく育ったゴーヤの実の写真を撮る。
男は自分の創造物を心底楽しんでいるようだ。男は友人たちにゴーヤの写真を見せる。彼らはあくまで 紳士的に友情を熱く振る舞う。
ある日 友人たちは男がウェブサイトに書いているゴーヤの記事を見つける。ゴーヤの記事は毎日新しいページが加えられている。
男はまだうら若い身で世を去る。友人たちは男が書いたゴーヤの記事を読んでいる。
