林千歩《人工的な恋人と本当の愛-Artificial Lover&True Love-》

机に座っているのはAIロボット。陶芸教室を営む男(既婚者)という設定だ。

アンティークの家具に囲まれ、社長室でひとり座る。

後ろの画面には若い女性に必要以上にからだを近寄せ、陶芸を教えるAIロボットの映像が映し出されている。

AIロボットというと無機質なイメージを思い浮かべるが、このAIロボットは非常にエロチックな男で、人間くさい。

作品タイトル《人工的な恋人と本当の愛-Artificial Lover&True Love-》から察するに、この作品の主体はAIロボットに抱き着かれている女性だ。

AIロボットを愛する人間の女。

ろくろを回す女に後ろから抱き着く男という愛情表現は、映画「ゴースト」のオマージュである。