ジャイアント・トらやん Giant Torayan ヤノベケンジ YANOBE KENJI

Pocket

This GIANT TORATAN doll is the ultimate child’s weapon, as it sings, dances, breathes fire, and follows only those orders given by children.

aluminium, steel, brass, FRP, styrofoam
720×460×310cm
2005

巨大化したトらやん人形。
子供の命令にのみ従い、歌って踊り、火を噴く子供の夢の最終兵器。

アルミニウム、鉄、真鍮、FRP、発泡スチロール
720×460×310cm
2005年

写真は、東京都現代美術館での展示。

ヤノベケンジは「サヴァイヴァル」、放射線感知服を着てチェルノブイリ訪問を行なった「アトム・スーツ・プロジェクト」などを展開。

その後は、実際に装着したり乗って動かしたりできる大型の機械彫刻作品や映像を制作してきた。

「トらやん」は、ヤノベケンジの父親が定年退職後に始めた腹話術人形「ケンちゃん」にアイデアを得た作品だ。

ヤノベケンジの作品には、サブカルチャーの美意識が根底にあるという。


子どもの頃からよく漫画やSF映画を見ていましたけど、そういうサブカルチャーに接した経験が自分の美意識の根底にあることは確かです。アートってその根底を支える美意識がなければ作れないものだけど、美術史の授業で教えられるような知識を自分の基盤に据えることには無理を感じた。僕が「アトムカー」や「アトムスーツ」を作るようになったのは、自分の以前からの美意識に忠実であろうとした結果でもあるんですよ。
(出展:http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/focus/0107/yanobe/yanobe.html)

「自分の身を守る装置」というのもヤノベケンジ作品のキーワード。


僕の作品は、着たり乗ったり、実際に使えることが特徴の一つなんだけど、98年頃には、その特徴を自分の身を守る装置を作って、社会的なメッセージを発信することに関心が向いていたんです。言うまでもなく、「サバイバル」っていうのは生き残るっていう意味ですけど、生き残るってことは言い換えれば生存本能、創作意欲なんかと同じで、人間の一番奥底に潜んでいる部分なんじゃないか。僕自身自分の精神や肉体の脆さを人一倍自覚していたから、それを補う装置に関心が向かっていったということもあって、生存本能そのもの、「サバイバル」そのものをテーマとした作品を作ってもいいじゃないか、ってね。ちなみに、僕のいう社会的なメッセージっていうのは、今言ったとおり人間の生存本能とか根源的な欲望に関わるもので、別に環境問題云々とかそういうことじゃないですよ。
(出展:http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/focus/0107/yanobe/yanobe.html)




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