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行田ニテ古代偶人(ハニワ)ヲ看(ミ)る
2023/09/30 -ANCIENT MOUND, YOMO-POEM
令和五年9月30日 頬ニ炎風ヲ受ク 忍城ノ隣 大小ノ古墳 堂堂ト連ナル 古代偶人 墳丘ヲ守ル 吾覚ユ 時空忽チニ逆流スルヲ
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令和五年夏水上行旅發足利
2023/09/26 -YOMO-POEM
早朝出發ス 足利ノ地 初夏ノ光景 既ニ大暑 久闊相逢 父母妹 車中笑語 無絶時
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東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場 詩一首
令和五年9月23日撮影 群馬県館林市の東武鉄道佐野線渡瀬駅~田島駅間にある。 廃車車両の解体を行う。 もとは北館林荷扱所(にあつかいしょ)という貨物駅(現在は廃駅)であった。 1972年、カルピス工場 …
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夏目漱石漢詩 無題九月二十二日 YOMO超訳
2023/09/14 -LITERATURE, YOMO-POEM
人は言う 暮らしていくのは、なかなか難しいと 貧乏のなかにこそ 道の心が横たわっているのを 知っているか けさ髪が白くなっているのに気付いた その驚きといったら 夢からはっと目覚めたときのようだ 昔の …
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李白 望盧山瀑布 YOMO超訳
2023/09/13 -LITERATURE, YOMO-POEM
遥か遠く香炉の峰 その山肌に 雄大な川が垂直に流れている 煌めく朝日が峰を照らし 舞い上がる水しぶきは 紫色にけぶる 滝の高さは三千尺 天の川から流れ落ちている
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夏目漱石漢詩 無題九月十六日 YOMO超訳
2023/09/12 -LITERATURE, YOMO-POEM
空に浮かぶ白い雲を心に思い描く ぼくの気持ちはようやく落ち着きを取り戻す 虚ろな影を思うとき 君との気持ちが重なる 密やかな水音のそば 花が静かに開き始める 空から落ちてくる絹の雨は 寂しさの窓に降り …
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あらざらむ 和泉式部 YOMO超訳
2023/09/12 -LITERATURE, YOMO-POEM
あらざらむ この世のほかの 思ひでに 今ひとたびの 逢うこともがな 和泉式部 まもなく消えてしまう ほんの少し残されたわたしの命 振り返れば楽しいこと辛いこと たくさんの想い出 あなたと …
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夏目漱石漢詩 無題九月十三日 YOMO超訳
2023/09/11 -LITERATURE, YOMO-POEM
(令和五年(2023)九月十一日) 呉の賢王子 延陵の季子 たとえ相手が亡くなろうとも 交わした約束 違わず果たす わたしは不意に季子の故事が思い浮かんだ わたしが季子のような振る舞いをするのは間違い …
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Path to your Happiness
2023/08/26 -YOMO-POEM
Key to your Happiness 幸せの扉を開ける鍵 鍵穴の形は決まっている 合わない鍵を差し込んで回してみても 開かない そもそもですけど あなたが握っているその鍵 鍵穴に入らないでしょう …
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令和五年夏、いつまでも続く暑さを詠む
鶯の ころぞなつかし 容赦ない 暑さのつづく お盆過ぎかな ーーーーー 令和五年8月22日朝7時前 きょうも厳しい暑さになるだろう すでに8月お盆もとうに過ぎているのに 一向に衰えを見せない太陽が 地 …