船橋の大衆酒場 一平
令和五年9月22日撮影
ここ10年ほどだろうか、大衆酒場が大衆化して以来、客層が普通になった気がする。
15年ほど前に入ったら、別世界の人たちで満員であった。
恐らくここが、船橋でもっとも大衆的な大衆酒場ではなかろうか。
店の前を通ったら、開店直前であった。
時間は、お昼ごろであったと記憶する。
店を遠巻きにして、年配のあるいは中年の男たちが立っていた。
なかには、夫婦とおぼしき年配男女もいた。
ほとんどの人たちが立ちながらスマホをいじっている。
わたしはその光景を見て、秋葉原駅前のヨドバシカメラ入口付近でスマホをいじりながら立っている若者の姿が頭によぎった。
わたしはどうしてここに、人が何人もいるのか分からなかったが、ほどなくその謎は解けた。
間もなく営業をはじめる、目の前の店に入ろうという人たちであった。




