皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も中国について、皆様とご一緒に考えてみたいと思います!
今日は、中国南西部で続く洪水被害についてです。
中国の南西部では大雨が続いております。
24の省で約1000万人が影響。
農作物の被害面積は62万2000ヘクタールに達するといいます。
東京都の面積がおよそ22万ヘクタールですから、東京都3個分ほどの面積です。
四川省では、豪雨により山崩れや、上流のダムの決壊が起き、チベット人が住む町が壊滅的な被害を受けております。
三峡ダムは大丈夫か?!
三峡ダムは、四川省より下流の湖北省に、2009年に建設されました。
中国当局は完成当初、三峡ダムの治水レベルは1万年に1度の大洪水に耐えられると発表しました。
その後、1000年に1度の大洪水になり、現在は100年に1度の大洪水に耐えられるレベルという表現に変わってきております。
これは一例ですけれど、中国当局の発表は実際のデータにもとづいたものではなく、政治的な発言です。
発表内容は、政治的な意味合いが重要で、事実かどうかは考慮されておりません。
実際、三峡ダムはすでに水圧の影響を受けているらしいです。
Googleマップの衛星写真では、水圧によって変形しているダムの姿が認められます。
中国当局も変形は認めており、変形は自然なことで想定内という旨のコメントを発表しています。
中国の被害は日本に甚大な影響
こうした情報に接して、わたくしはふたつのことを考えました。
ひとつは、中国政府は洪水で被災した人は救済しないでしょう。
歴史的に、中国政府は一般の救済は眼中にありません。
ましてや、今回被災にあったのはチベット人です。
中国政府にとって、チベット人など漢民族以外の民族は浄化の対象ですらあります。
ふたつ目、三峡ダムが崩壊した場合、長江流域の6億人が被害を受けるとも言われております。
もしそうなったら、日本は甚大な影響を受けるでしょう。
コロナウイルスのときも、日本人のほとんどは、当初は武漢という一地方都市で起こった不幸な感染事例で、日本とは関係ないという認識でした。
日本人の美徳ではありますが、武漢や中国を支援していた日本の団体もありました。
三峡ダムが決壊し、6億人の被害を受けたら、中国から至近距離にある日本は、いま想像もつかないくらい甚大な影響が出るであろうことは、コロナウイルスのことで証明できたはずです。
今回の中国南西部の大雨とその被害について、わたくしたち日本人は、外国で起こった事件(=自分たちとは関係ない)と捉えるのではなく、日本国内で起こったことと同じようなリアルな感覚を持つことが、日本の影響を最小限に抑えるために大事だと思っております。
皆様いかがお考えになるでしょうか。